「私、いびきって大好き」
映画『追憶』の中に出てくるセリフ。
昔から憧れていた男に街の酒場でばったり逢った女が
酔った男を自分のアパートに連れ帰る。
その翌朝の会話。
「僕のいびきで眠れなかったんじゃないの?」
「私、いびきって大好き」
こんなキュートなセルフを吐かれたら、男としてはたまんないよね。
つい顔がほころんじゃう。
まさに男冥利に尽きるってのはこのことだ。
ホント、うらやましいね。
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映画『追憶』の中に出てくるセリフ。
昔から憧れていた男に街の酒場でばったり逢った女が
酔った男を自分のアパートに連れ帰る。
その翌朝の会話。
「僕のいびきで眠れなかったんじゃないの?」
「私、いびきって大好き」
こんなキュートなセルフを吐かれたら、男としてはたまんないよね。
つい顔がほころんじゃう。
まさに男冥利に尽きるってのはこのことだ。
ホント、うらやましいね。
大正から昭和初期にかけて活躍した関西の喜劇役者、
曽我廼家蝶六の殺し文句である。
とぼけた味に富んだ芸風が持ち味の蝶六は、
舞台へひょっこり顔を出すだけで笑いがくる天分の持主だった。
あの菊地寛が劇評のなかで「蝶六は天性の喜劇役者」と評したらしい。
「あんた、何で私の好きな顔に生まれてきはった」というセリフには、
まさにそんな蝶六ならではの味わいがある。
しかも、しっかりと口説き文句なってるし、
相手の女性に運命のようなものを感じさせる威力すらある。
恐るべし! 蝶六。