« 2006年09月28日 | Top2006年09月30日 »

最新記事【2006年09月29日】

 三船敏郎と言えば、かつて「世界のミフネ」と呼ばれた
                日本映画界の大物スターだった。
  その苦み走った演技と風格のある存在感は誰もが認めるところだった。
 冒頭のセリフはそんな三船が東宝の第1期ニューフェースの
            オーディションを受けた時に発した言葉である。

 ムスッとした顔で面接に臨んだ彼を見た担当官が
            「君、ちょっと笑ってみなさい」と言った。
 
 すると、三船はこう言ったのだ。
 「おかしくもないのに笑えません」

 結果は見事合格だった。
 見所のある男だと判断されたのである。

 どんな場面でも妥協せず、自分を貫く。
 納得できないことはやらない。
 それが逆に評価される。
 人間の魅力とは、そういうものだ。

 とはいえ、なかなか真似できないんだけどね。

 このセリフは、かのクレオパトラがアントニウスに言ったものである。
 クレオパトラに夢中になっていたアントニウスは
                 あるとき2人で魚釣りに出かけた。
 
 彼はクレオパトラにいいところを見せようと、
       潜水夫にあらかじめ潜らせ、釣り針に魚を引っかけさせた。

 もちろん、魚は面白いように釣れた。
 クレオパトラはそのことを知っていたが、黙って腕前を褒めたたえた。

 そして、再び2人で釣りに出かけた時、彼女は一計を案じた。
 潜水夫を海の中に待機させ、魚の干物をアントニウスの
                   釣り針に引っかけさせたのだ。
 
 干物を釣り上げてしまったアントニウスはあわてふためいた。

 すると、クレオパトラは妖艶な笑みを浮かべこう言ったのだ。

「つまらない魚釣りなんか小者におまかせなさい。
 あなたが獲物にしなければならないのは、都市や王国や大陸なのですから」
 
 さすが見事な男のあしらい方。アントニウスが虜になるのもわかる!?

アドセンスイメージ画像2


スポンサードリンク