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最新記事【2006年10月03日】

 このセリフは映画『リリー』に出てくる。

 人形使いのメル・フェラーはレスリー・キャロン(リリー)に愛を告白する。

「一目惚れだったんだよ。
 君があの変てこりんな帽子をかぶって通りかかった。
 あの最初の瞬間からなんだよ。重たそうなトランクを下げてね」

 恋愛には一目惚れのケースが結構あるものだが、
 その訳を相手にうまく伝えることはあまりない。
 「一目惚れ」という言葉だけで終わってしまう。
 でも、このセリフには情況が浮かんでくるのだ。

 しかも、ユーモラスなだけに相手の心を和ませる効果もある。

 愛を告白する時の言葉というのは、イメージが浮かぶものがいい。
 その方が相手の心に残る。
 このセリフはその好例のひとつだと僕は思う。

 往年の名画『陽のあたる場所』に出てくるセリフ。

 貧乏な青年モンゴメリー・クリフトは、パーティで
 社長の娘エリザベス・テイラーと踊る機会に恵まれる。
 
 そこで、熱い恋心を打ち明けるのだ。

 「愛してる。
  君に初めて会った時から愛してる。
  きっと会う前から愛していたんだろう」

 会う前から愛していた。
 「赤い糸」の伝説にも似た運命を感じさせる殺し文句である。
 
 実際に言うとなると、すごく照れくさいセリフだけど、
 でも、インパクトはあるよね。

アドセンスイメージ画像2


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