Top >  愛と恋 >  「男で苦労するの好きでんねん」

「男で苦労するの好きでんねん」

 上方喜劇の大御所として知られたミヤコ蝶々のセリフである。

 その人生は壮絶だった。

 7歳で初舞台を踏んで以来、旅回りの日々。
 妻子ある男性と不倫の末、ヒロポン中毒になった。
 そして、介抱してくれた男性(のちにコンビを組む南都雄二)と結婚。
 しかし、南都の浮気で離婚した(南都は48歳の若さで死去した)。

 そんな2回の離婚歴があるミヤコ蝶々はあるとき作家遠藤周作氏に
 こう訊かれた。
 「もう結婚はなさいませんか?」
 すると、彼女はこう答えたのである。
 「しますよ、できたら。わたし、男で苦労するの好きでんねん」

 イヤハヤ、何ともすごいセリフである。

 ミヤコ蝶々は、子供を授からなかった。
 「自分の人生はいつも1人」と、よく呟いたそうだ。
 晩年は舞台の袖まで車椅子で行ったが、そこからは立ち上がって、
 舞台に出たという。

 そして、観客を笑いの渦に巻き込む……

 「男で苦労するのが好き」
 ミヤコ蝶々のこの言葉は孤独な心の叫びだったのかもしれない。

関連エントリー

「…したら苦労しますよ」 「男で苦労するの好きでんねん」 「笑わずにできたのが何よりよかった」 「一目惚れだったんだよ」 「きっと会う前から愛していたんだろう」 「君と俺は似たもの同士だ」 「キスを売ってたことがあるの」  「真の美を前にすると、僕はギャグを発したくなるんだ」 「一緒に寝るつもりのない女には関心はない」 「魚釣りなんか小者におまかせなさい」 「僕らの出会いは偶然だけど、僕らの恋は必然だ」  「片思いでもいいの。二人分愛するから」 「洗いたてのハンカチのようだ」  「そのままの君が一番好きだよ」  「私、いびきって大好き」 「あんた、何で私の好きな顔に生まれてきはった」  「だって……寒いんだもん」 「君はとてもきれいだよ。そのことは知ってた?」 「君がそばにいてくれるのはいいな」

スポンサードリンク