100万ドルで女房を一晩貸さないか?映画「幸福の条件」の教訓
「あなたの妻を一晩貸してくれたら、100万ドル差し上げよう」
米国で93年に公開され、たちまちナンバーワン・ヒットとなった映画「幸福の条件」。主人公は結婚7年目の建築家と不動産ブローカーの若い夫婦。妻は愛する夫に“夢の家”を建てさせたいと広大な土地をローンで購入するが、押し寄せる不況に夫は失業し、妻の商売も行き詰まってしまう。
窮地に陥った2人は、借りた5千ドルを持ってラスベガスへ。だが、もろくも一獲千金の夢が破れる。そこへ“足ながおじさん”ならぬ億万長者の中年紳士が現れ、冒頭のような信じられない提案をするのである。
夫の一夜の浮気が家族を恐怖に陥れた「危険な情事」のエイドリアン・ライン監督が今度は「愛はカネで買えるか」と問いかけた作品だ。
2人は悩んだ末、「ハートまで売るわけではないし、たった一夜で一生が保障される」と、深い愛と強い信念を盾に、背に腹は替えられぬと決断する。だが、夫の心の中には決断したその瞬間から後悔と嫉妬が渦巻く。妻の“一夜”のことを忘れるどころか、日とともに落ち込んでいく。一方、妻は猜疑心の塊となった夫から億万長者へ傾き始める……。
映画では苦悩と確執の後、「愛とは許し合うものだ」と二人は元のサヤに納まるのだが。さあ、あなたならどうするだろうか?