入試ブローカーが暗躍するお隣り勧告の裏口入学事情
わが子をいい大学に入れたいというのは、多くの親が望むこと。そのために塾に通わせ、熱心に勉強させるのは親心というものだろう。しかし、これが裏口入学となると話は別である。経済発展のめざましいお隣り韓国では数年前、ひと儲けを企んだ入試ブローカーが暗躍。組織ぐるみの大学不正入試事件が摘発され、大きな社会問題になったことがある。
例えば、大学関係者、父母、ブローカーなど計39人が逮捕されたソウル市の光云大の手口は次のようなものであった。まず大学の総長が、大学経営費を得るため受験生1人当たり約1億ウオン(約1600万円)で「寄付金入学」させるよう関係者に直接指示。これを受けた入試ブローカーが子息を裏口入学させたい父母にアプローチ。
裏口入学の方法は2つあって、ひとつはコンピューターを操作して受験生の獲得点数を水増しして合格させる方法。もうひとつは替え玉受験による方法。替え玉受験した大学生は1回5、6百万ウオンの報酬が支払われたという。
一方、2億ウオンをブローカーに渡して息子を光云大に入学させた親もいたというからスゴイ。つまり、ブローカーは紹介するだけで1億ウオンの大儲け。まさに、オイシイ商売だったのである。子息を裏口入学させた父母の大半は、会社社長、医者、大学教授、不動産業など富裕階層だった。
逮捕された光云大の学長は計69人を不正入学させ、その代価として70億6千万ウオン(約11億2千万円)を得たと供述したという。ちなみに、2億ウオンもの大金を払って息子を裏口入学させた親は職を失い、子供も当然退学させられた。学歴偏重社会はどうやら日本だけではないようだ。